マーキングの問題点とは?
これは犬にとって、ただの排泄ではなく、自分のテリトリーを主張するために行われる行為で、「マーキング」というものです。
困ったことに・・・電柱や草むらだけでなく、よその家の外壁やプランター、個人の所有物にまでマーキング行為が及んでいるのが現状です。最近では、このマーキングによるトラブルもよく耳にします。
犬にマーキングさせるって、当たり前のこと?
お散歩中、犬にマーキングをさせている飼い主さんって、本当に多いですよね。
あまりによく見かける光景すぎて、犬にマーキングをさせることが、ごく当たり前と捉えている人が、とても多いように思います。
一方で、マーキングは良くないことと知りながら、「犬の本能だから仕方ない」とばかりに、マーキングをさせ放題にしている飼い主さんもいます。人の迷惑を知りながら、なぜやめさせないのか不思議でなりません。
オシッコ(マーキング)をされた家の人や、モノの所有者へ配慮する気持ちはそこにはないのでしょうか?
ペットボトルの意味は?
「ここにはオシッコをさせないでほしい!」とアピールしているのです。
これは少し露骨なやり方かもしれませんが、マーキングで住民に迷惑をかけていることを、飼い主さん自身が気づいていないことが問題なのです。「敷地内にオシッコされるのは不愉快だ!」これが住民の本音なのですね。(;´▽`A``
草むらならオシッコをさせてもいい?
「草むらにオシッコをさせているんだから、別にいいだろう」、という意見もあるかもしれません。
場所にもよりますが、それが公園や駐車場内の草むらなら、マナー違反と言えます。駐車場は、だれか他の人の所有地です。公園は、子供たちの遊び場、住民の憩いの場であって、犬に排泄させるための場所ではないからです。
子供たちは公園で土に触れ、草むらに入って遊びます。もしその場所が犬のオシッコだらけだとしたら?不衛生極まりないですよね。あなたにお子さんがいたら、わざわざそこで遊ばせたいと思われるでしょうか? こんもり茂った草むらは、犬にとって絶好の排泄場所かもしれません。でもだからといって、子供たちの遊び場を汚してまで、そこで排泄させる必要もないわけです。
マーキングによるトラブル事例
犬は放っておくと、電柱や道路際の草むらだけでなく、道路脇の駐車場に入り込んで、とめてある車やバイクに向かってもマーキングします。
大事にしていたバイクにマーキングをされ、怒った持ち主が犬を蹴飛ばし、相当なケガを負わせたという話を聞いたことがあります。これも、飼い主側に配慮する気持ちさえあれば、こんなひどい事態にはならなかったわけですね。
腹が立ったからといって、犬に大ケガをさせるほど蹴飛ばすのはどうかと思いますが、大事にしている物を汚された所有者の気持ちは理解できるのではないでしょうか。
飼い主のモラルはどこへ?
犬のマーキングに対して賛否両論があるかと思いますが、このまま放置していい問題でないことは確かですよね。
マーキングの対処法を考えると、犬のしつけ云々ではなく、飼い主さんの問題意識やモラルが大きくかかわっていることがわかります。マーキングをやめさせようと思えば、今すぐにでも、やめることができるからですね。(;´▽`A``
心当たりのある方は、どうぞ自分に問いかけてみてください。
もし、自分の大事な持ち物が、よその犬の糞尿によって汚されたら、その事実を、おだやかな気持ちで、笑顔で受け入れることができますか?・・・と。
公共物を汚さないように、そして他人の迷惑にならないよう配慮する気持ちさえあれば、マーキングの問題は、おのずと解決するのではないでしょうか。
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