犬のマーキングで街を汚さないために。
ここでは街を汚さないために、人に迷惑をかけないオシッコのさせ方、犬にマーキングをさせないための対策について、いろいろご紹介します。
犬のオシッコ、どこでさせる?
街は犬のトイレではありません。犬をお散歩に連れ出す前に、自宅の敷地内であらかじめオシッコをさせるべきなのです。
もし庭で排泄をしないなら、犬がオシッコをした場所を水で流すなど、できるだけ他人に迷惑をかけない方法を考えるべきでしょう。
また忙しいから、面倒だからと、ペットシーツなどの決められた場所で排泄させるしつけをしない人が多いようです。せめて自宅の庭で排泄できるよう、日頃からトレーニングをしておきたいですね。
散歩中のマーキング、どうやってやめさせる?
散歩中のマーキングをやめさせる方法として、ターゲットになりやすい電信柱、コンクリート塀の角、草むらなどに犬を近づかせないことが有効です。
足をあげるそぶりを見せた場合は、すぐにリードを引いて、その場から立ち去ります。ニオイを嗅ぎはじめたらマーキングの予兆ですので、ニオイを嗅がせないことも大事です。
お散歩コースが交通量の少ない場所であれば、道路の中央寄りを歩くのもひとつの手です。道路の中央部分には、マーキングの目標物がほとんどありませんので、マーキングのしようがないわけです。
一番重要なのは、飼い主さんのお散歩に対する考え方を変えることです。お散歩は犬の排泄のためではなく、運動と割り切り、歩くことに専念してみてはどうでしょう?犬にニオイを嗅がせるために立ち止まる時間は不要です。他の犬がオシッコをした場所を嗅がせるのですから、不潔以外のなにものでもないのです。犬にとってはもちろん、ご自身の健康のためにも散歩がきっと役立つことでしょう。
マーキングが習慣化すると?
お散歩でのマーキングが当たり前になっていると、いつの間にか習慣化して、室内でもマーキングするようになる場合があります。一度マーキング行為がはじまると、止めさせることは不可能と言えます。こうなってから去勢手術をしても効果はほとんどないのですね。しかし、子犬のうちからマーキングをさせない習慣をつけてあげると、室内でマーキングする確率をぐっと下げることが可能です。
お散歩でのマーキングをやめさせられない場合は・・・
お散歩でのマーキングをやめさせられないというのは、人と犬との主従関係が崩れ犬がボスになっているか、あるいは飼い主さんがやめさせる気がないかのどちらかですね。犬をしっかり観察して、予兆が出たらリードを引きその場から離れるだけですので、誰でもできることです。
しかし、どうしてもマーキングさせない環境が作れないという場合には、ペットボトルなどに水を入れて持ち歩き、排泄後すぐに水で流すようにしてください。マーキングをさせっぱなしでは、見た人も気分を害しますが、水で洗い流しておこうという配慮が見えれば、悪い印象は持たないものです。
お散歩でのマーキングが減れば、犬連れへの印象がぐっとよくなるはずです。マーキングさせないことに賛同してくれる飼い主さんがひとりでも増えてくれると嬉しいです。
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