ノーリード:過去におきた実際の事例
以下にて、ノーリードで起きたトラブル事例を、いくつかご紹介していきます。
犬が他人の敷地内に侵入し、モノを壊す
例えば、ノーリードでお散歩していた犬が、何かの拍子に他人の家の敷地内に入ってしまい、その家の所有物を壊してしまったというケースです。
これは犬に対する注意義務を怠ったことが原因ですから、壊してしまった物はすべて弁償です。(あるいはそれに値する額の支払い。)
人に飛びついてケガをさせる
これは明らかに、犬を飛びつかせた飼い主さんの責任ですから、治療費の支払いは当然です。場合によっては、損害賠償を請求されることも覚悟しなければいけないでしょう。
出会い頭に、犬同士が激しいケンカとなる
相性の合わない犬同士が、出会い頭に出くわした場合、激しいケンカになることよくあります。どちらかの犬がノーリードであったため、制御することが難しくなり、ケンカを止めに入った飼い主が、どちらかの犬に咬まれて重傷を負ったというケースも珍しくありません。
犬同士の体格差がある場合は特に、相手犬の命を奪うケースへ発展することもあるのです。この場合も、ノーリードにさせていた方に過失があることは間違いありません。
リードで犬をコントロールできない危険性とは?
これらのトラブルに関して、犬の体格・大きさは関係ありません。小さいから大丈夫、という根拠は何もないのです。小さな犬であっても、花瓶を倒したり盆栽をへし折ることくらいできます。また、直接咬みつかなくても、犬に追いかけられたり、吠えられたりすることで、びっくりして転倒してケガをすることだってありえるのです。
リードを通して、犬を直接コントロールできないことが、どれほど他人に迷惑をかけるか、大きな事故につながる可能性をはらんでいるかを、しっかり認識すべきです。犬をリードでコントロールできれば、どのトラブルも防げる可能性が高いのです。
ドッグランにおけるトラブルにも注意が必要
犬同士の相性というのは当然ありますので、自分の犬がいつもおとなしいからといって油断は禁物です。何か些細なことがきっかけで、犬同士のケンカにつながることが十分に考えられるからです。
お散歩中、リードで犬をしっかりコントロールできている場合でも、ドッグランでの自由な空間では、勝手がまったく異なります。
犬同士のトラブルが起きないよう、ドッグラン内にいる他の犬との相性を見極めることも大事ですし、他の飼い主さんの迷惑にならないよう、常に考えながら行動することも、飼い主として守らなくてはいけない最低限のルールなのです。
≪スポンサードリンク≫